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環境:森の持つ安らぎと、命を育む強さを住まいで実現

人はもともと森の中で生活してきました。だからこそ森の中で癒され、心地よい時を過ごせます。私達は、森の持っている安らぎの空間を住まいの中で実現するために、木にこだわり、木造住宅にこだわってきました。KES構法の木の住まいは、住む人に安らぎの空間と高い性能をお届けします。

KES構法による地球にやさしい建築

炭素を十分吸収した木を伐採し、木材として建築に利用にします。伐採したスペースには新たに植林することで、二酸化炭素を吸収してくれる木が育ちます。木はこの循環を繰り返すことにより再生が可能な地球に優しい資源です。

木造建築は、存在している間は炭素を固定化し続けますが、解体時に廃棄・焼却してしまえば炭素を排出することになります。KES構法による建築は、愛されるデザインと強固な構造により、100年、200年と受け継がれ、生き続けていきます。KES構法で建築することは、都市に森を創ることです。

■ 二酸化炭素固定化の仕組み

環境を考えた素材へのこだわり、国産カラマツ材やスギ材を使用

日本の国土面積に占める森林の割合は、フィンランドに次いで世界第2位。その国内の森林が今、危機的状況におかれているのをご存知でしょうか。安価な外国の木材や木製品に押されて、間伐や枝打ちがなされないままに山は荒れ、結果的に木材そのものの価値の低迷に追い討ちをかけてしまっています。一般に樹木は空気中の二酸化炭素を吸収して樹木内に炭素を固定化させ、酸素を排出しています。ところが、ある程度の成木になると炭素を固定化することが緩慢になってきます。そこで炭素が固定化された木材を利用し、建材として長く地上に存在させることが日本の山林、ひいては地球環境の向上につながるのです。KES構法が国産のカラマツ材やスギ材を積極的に活用しているのはこうした考えに基づいており、環境を考えた家作りへ真摯に取り組んでいるからなのです。

FSC/CoC認証を取得

当社は木造建築を通して環境改善に取り組み、品質・環境ISOを取得しておりますが、この度、さらに森林保全と利用に貢献するため、世界でもっとも信頼性の高い森林認証制度と言われている「FSC(Forest Stewardship Council 森林管理協議会 )認証」を取得しました。当社は、その中の生産・加工・流通過程を対象とする「CoC(Chain of Custody)認証」を取得し、FSC材を適切に加工し供給することを認証されたものです。

高品質なFSC材を使用した当社の建築物は、都市に森をつくり、森林整備を一層促します。FSC材で住宅を建て、森林整備や環境活動に参加してみませんか?

大地の源である山や森を見直す

咲き誇る桜に焦がれる春、香しい緑風が通り抜ける夏、真っ赤な紅葉が色づく錦秋、純白の雪に包まれる冬。自然豊かな私たちの美しき国日本。しかし、国土の6割強が森林だということに気づいている人は意外に少ないのかもしれません。

太古から豊かな森は水を生み、田畑を潤し、食べ物を育み、人間の暮らしを支えてきました。30〜40年以上前の日本では、地元の山々から木を切り出し、大工や職人に注文する家づくりが一般的でした。これにより、第一次産業である林業が繁栄し、豊穣なる大地の源となってきた山々や森林が日本の至る所に存在しました。

しかし、時代の流れとともに、建築技術の進歩により新建材や外材が取り入れられることで、日本の家づくりは大きな変貌を遂げていきました。安い外材の輸入により国産材はかげをひそめ、日本の林業自体がいまや成り立たないという時代になってきました。

一方、新建材などから出る化学物質などが浮き彫りになり、本当の意味での家づくりとは何か、現代にふさわしい木の家とは何かが問われる時代になってきています。

地球規模で環境を考える時代

2007年度国際温暖化ガス排出量(速報値)は、CO2換算で、約13億7100万トンと過去最高を記録。京都議定書における08-12年度(第一約束期間)平均の温暖化ガス排出量を6%削減(1990年度比)するという目標も、現状ではどうなるのかわからないほど自然環境の悪化が叫ばれています。

温暖化は自然環境や生態系の破壊、異常気象など、私たちの生活はもちろん、地球にも大きな影響を与え、さまざまな分野で環境問題を考えはじめる時代になりました。

これは単純にいえば、空気中の二酸化炭素が増えすぎることで温暖化が発生する。つまり、二酸化炭素を吸収し固定することができれば、温暖化を食い止める一つの解決策になります。実は「木材」がその特性をもっていることをご存知でしょうか。この温暖化に一番の影響を与える二酸化炭素を吸収し、炭素を体に蓄えることで樹木は成長します。

この現象は伐採された木にもいえることで、たとえば木造住宅として活用された後も、新たに二酸化炭素の吸収はしませんが、蓄えられた炭素はそのまま固定とされ排出されることがありません。つまり、たくさんの木造住宅を建てることで、まちの中に「もう一つの森林」を創ることが可能になるのです。

木造住宅でもうひとつの森を

皆さんは、鉄骨やコンクリートに比べて、木材が製造にかかるエネルギー(炭素放出量)がもっとも少ない、環境にやさしい建築資源であることを知っていますか。たとえば木造を1とした場合、鉄骨プレハブ造は木造の2.87倍、鉄筋コンクリート造に至っては4.24倍のエネルギーが必要となり、もちろん二酸化炭素もそれだけ多く放出しているのです。

木材の有効性はそれだけではありません。使い終わった木材や木屑なども最終的に燃料として活用ができます。まさに、いまの時代にふさわしいリサイクル資材でもあるのです。

木材は、一度伐採してしまっても、また植林することで森を再生することができます。シェルターでは、未来を見据えた地球環境や木材の循環利用を進めています。

これにより、地場産材活用が日本各地に広がることで、まちを「もうひとつの森林」に生まれ変わらせることができる。そのような信念をもち続けて35年、これからも木造建築を生かした100年住宅KES構法(接合金物構法)を提案しつづけ、豊かなる次世代をめざして取組みを続けていきます。

木のまちづくりによる環境活動を全国で展開

KESシステムグループは、環境保全のため、構造体に国産材を活用し、植林を通して、次世代に残す森づくりを行っています。毎年、全国各地で植林活動を行っていますので、ぜひご参加下さい。